地域協力し田植え体験/井手町立多賀小
抜き足差し足で前へ進む児童

井手町立多賀小学校の5年生9人が16日、近隣の田んぼで田植えを体験した。児童らは裸足で田んぼに入り腰をかがめ、泥の感触を確かめながら苗を植え付けていった。米作りを学ぶ5年生が例年行っている体験授業。
地元農家の辻井一彦さんが、所有する水田の一角を提供した。苗は、JA京都やましろの子会社・㈱ジェイエイやましろファームが「ヒノヒカリ」を提供。「子ども見守り隊」を中心に約10人のボランティアがサポートした。

やりやすいとばかりに後ろ向きになる子も

田んぼへ入った児童らは、片手に持った束から苗を少しずつ取り、張られたひもに沿って植えていった。長さは約10㍍。抜き足差し足で進むうち、こちらの方がやりやすいとばかり、後ろ向きになる子も現れた。全員が無事終わりかけたと思った時1人が尻もちをつき、同級生・先生・見守る大人たちが「わあっ!」と声を上げるハプニングも。
終わりの挨拶では、用意された水で泥を落とした児童らが整列。ボランティアらが「きれいに植わりました。10月に収穫です」「精米してみんなで食べるよ」などと話した。