企画展「新春館蔵品展」/3月19日まで・平等院ミュージアム鳳翔館
「源氏物語絵色紙(梅枝)」(神居文彰氏提供)

世界遺産平等院内の「ミュージアム鳳翔館」で行われている企画展「新春館蔵品展」で展示替えがあり、中期展が始まった。

「七福神寄合書」(神居文彰氏提供)

同館蔵品展は新春の趣のある作品が、初出品を中心に展観されている。中期展での展示替えは5点。このうち初出品は、宇治川や宇治橋、鳳凰堂と山々の情景に覆下園を配した「宇治茶園図」(広如上人賛・吉村孝敬筆、江戸時代後期、平等院浄土院蔵)と、源氏物語の1場面を描いたもので狩衣や霞などを金で美しく表現した「源氏物語絵色紙(梅枝)」(江戸時代、平等院浄土院蔵)。

「鞨鼓」(神居文彰氏提供)

展示替えは他に、縁起の良い画題・福神を写実的に描写した「七福神寄合書」(大正7年、平等院浄土院蔵)、鳳凰堂内の雲中供養菩薩像(北24号)や南扉に描かれた菩薩が演奏している雅楽器「鞨鼓」(平等院蔵)など。鞨鼓にあしらわれる絵は現在はボタンの花が一般的だが、同作品には鳳凰が描かれている。
展示替えに当たり神居文彰住職は「必ず、厄災があけることを祈り、希望と安らぎを感じていただけるよう、可愛く美しくおめでたいものを皆様にお届けします」とコメントしている。
同館蔵品展の会期は3月19日(金)まで。途中展示替えあり。