優美な三曲の調べに酔う/城陽で「演奏会」

日本の伝統楽器である筝と三絃、尺八の音色が響く第33回「三曲演奏会」が28日、文化パルク城陽ふれあいホールで開かれ、新型コロナウイルス感染予防を徹底して来場した市民らが優雅な音の競演に酔いしれた。
城陽市文化協会(津守俊一会長)が主催する「春いちばん文化まつり」の一環。毎春、市三曲協会(長田精山会長)の主管で開いている。
各所属団体が順番に出演したステージでは、城陽町の時代からの指導者で「優美邦楽クラブ」の社中を長年、導いてきた故・大槻美智子さんを偲ぶ追悼曲「残月」で幕開けし、「鶴の声」「春よ来い」などの演奏が観客の心を引き付けた。
「松籟譜」では、寺澤雅樂信(うたのぶ)さんの筝演奏をはじめ、優美な調べが響きわたった。