開館20周年記念特別展/7月7日まで・平等院ミュージアム鳳翔館
「飛翔二十年・千古不易への挑戦」貴重な絵画や仏像が並ぶミュージアム20周年特別展

平等院内にある総合博物館「ミュージアム鳳翔館」で6日、開館20周年記念の特別展が始まった。10月上旬までの会期を2期に分けて開催。7月7日(水)までの第1期では「修理」をキーワードに展開する。
同館は2001年3月にオープンし、今年で20周年を迎えた。「飛翔二十年・千古不易への挑戦」をテーマに、継続的な修理作業を経た逸品の数々を公開する。会期中に合計3回の展示替えを行う。

修理・復元された高麗仏画「阿弥陀三尊像」(写真提供:平等院)

5月中旬まで展示する高麗仏画の「阿弥陀三尊像」(浄土院蔵)は今回が初公開。縦110㌢×横53㌢。世界に百数十点しか現存しない貴重な品で、四角い顔や男性的な眉、渦巻模様の衣が特徴的だ。
2016~18年に解体修理を行い、材質を調べた結果、これまでに最大6回の修理を重ねて大切に継承されてきたことが判明した。壁面に掲示したパネルで、X線や顕微鏡を使った詳しい調査の様子を知ることができる。
「阿弥陀三尊像」の隣には、木村徳応による「観音堂厨子扉絵」(平等院蔵、江戸時代)と宇治市指定品の「不動明王立像及び二童子像」(同、平安・江戸時代)が並び、時代と場所が異なる様々な文化が一堂に会する。
館長の神居文彰住職は「鳳凰堂を見に来られた方が、高麗仏や江戸の不動などをご覧になるとびっくりされると思います…20年は1つのステップ。今後の博物館は、地域の特徴を受け入れ、一体となって守り、引き継ぐ…そういう存在になっていく」と述べた。
特別展(第1期)は7月7日まで。初公開の4点を含め16点の展示を行う。午前9時~午後5時。期間中は無休。平等院の拝観料(大人600円、中高生400円、小学生300円)が必要。