年後半の平穏祈り「夏詣」/久御山・玉田神社
殿は金魚を飾り、水をイメージした青色LEDでライトアップ

2021年も折り返し。あと半年の平穏無事を祈り、「夏詣」においでください―。久御山町にある玉田神社=森宮東1番地=が、こんな呼び掛けをしている。

「夏詣」の提灯が参拝者をお出迎え

「夏詣」は2014年に浅草神社=東京都=の提唱で始まり、年々全国の社寺に広まっているという、お参りの新スタイル。大晦日に1年の穢れや煩悩を拭い、年初に初詣へ行くように、6月末に「夏越しの大祓」を終え7月以降社寺へ詣でるというもの。社寺ではそれぞれ、神事や縁日、舞台披露などが行われる。
玉田神社の「夏詣」期間は、6月30日~8月31日。同神社ではこの間、茅の輪くぐりや土割祭(ともに終了)の他、地元の小学生が絵付けした陶器の風鈴の飾り付け(今月下旬から8月22日ごろまで)、涼しげな金魚と青色LEDの電飾が拝殿を彩るライトアップ(土・日・祝日午後6時~8時30分)などが行われる。

この期間だけの御朱印。夜版(右)の星は、天の川を挟んだ織姫と彦星を表現

また、参画社寺のみが使うことのできる特別な書体の「夏詣」御朱印が、昼提供・夜提供の2パターン用意されている。野口重典宮司によると今夏、京都府内で「夏詣」に参画している神社は玉田神社のみというから貴重だ。
野口宮司は、「境内は風通りがいい。夏の暑い時期を涼みに来てもらえたら」と参拝を待っている。