全10校区の通学路危険箇所を点検/城陽
スピードを出して通過する車が多い交差点を点検(久世小校区)

今年6月、千葉県八街市で下校中の児童の列にトラックが突っ込み、5人が死傷する痛ましい事故が発生したことを受け、城陽市教委は今月7日から延べ8日間かけて市内の通学路で合同点検を行った。
市内10小学校の通学路のうち「見通しの良い道路や幹線道路の抜け道など車のスピードが出やすい箇所」や「大型車の進入が多い箇所」、「過去に事故には至らなくても〝ヒヤリ・ハット〟の事例があった箇所」などに直接、各小学校やPTA関係者、城陽署、市職員らが足を運び、危険度を見極めた。
さらに国道や府道の危険箇所については国交省京都国道事務所、府山城北土木事務所の職員も同行し、安全対策等を見極めた。
このうち、初日の7日は、寺田小校区に続き久世小校区の通学路を点検。特に、府道城陽宇治線の久津川交差から東へ約400㍍の市道交差点(コンビニ前)では、東の住宅街から比較的スピードを出して下り坂を走ってくる車が多く、道路を渡る児童らの安全対策が検討された。
17日で終了した合同点検の結果は、校区ごとに危険性の高い箇所をリストアップして京都府など関係機関に報告。その上で、市教委などで安全対策を検討し「できるものから速やかに対応していく」という。