踊って俊足になろう!/久御山・佐山小
太ももを高く上げて、足が速くなるダンスを楽しむ児童たち

久御山町立佐山小学校(岡本泰典校長)で28日、ストリートダンスを楽しく踊って走力がアップするダンス授業が行われ、全校児童が俊足を目指して汗を流した。
この授業は今年度の同校のPTAスクールの取り組み。保険会社の損保ジャパン㈱は、日本ストリートダンススタジオ協会と名古屋学院大学が共同研究している「足が速くなるダンス」活動を支援。このダンスの振り付けを、北京オリンピックのメダリスト・朝原宣治さん=㈱大阪ガス=が監修し「足が速くなるダンスwithNOBY」というコンテンツを作成。同校のPTA本部(小野めぐみ会長)が出張授業を依頼した。
小野PTA会長は「ダンスを終えた頃には足が速くなっています。最後まで楽しい時間を過ごしてください」と挨拶。1~3年生が前半の部、4~6年生が後半の部に分かれ、児童たちがレッスンに参加した。

ダンスを教えるインストラクター・渡邉成美さん

同協会から3人のインストラクターが来校。そのうちの一人、渡邉成美さん(22)が児童の前に立ち、校庭に集まった児童たちに足が速くなる要素が詰まったダンスを伝授した。児童たちは、音楽に合わせてステップやジャンプ、体をひねったり、太ももを高く上げたり…リズミカルな運動を通して、走力を上げる体の使い方を身に付けた。
レッスンを終えた地元の少年サッカーチームに所属する3年生の児童は「楽しく踊れた。足がもっと速くなってサッカーで活躍したい」と話していた。
渡邉さんは「同じ動きを繰り返すトレーニングでは子供たちはあきてしまうが、音楽に合わせ、リズムに乗って踊れば、体を鍛えながら足も速くなれる。みんな上手にできていた。特に高学年は覚えるのが早かった。躍るのを恥ずかしがる子もいるが、みんなでやれば楽しくできる」とこのダンスの魅力を語った。