コロナ自粛の運動不足解消/久御山「スポーツに親しむ日」
リズムに乗って「キッズエアロ」を楽しむ参加者

久御山町内の幼児から高齢者までの約50人が27日、町総合体育館メインアリーナで開かれた『スポーツに親しむ日』に参加し、ストレッチやリズム体操を楽しみながら、コロナ禍の自粛生活で凝り固まった体をほぐした。
気軽にできる運動を楽しみながら健康になってもらおうと、町教委、町スポーツ協会、町文化スポーツ事業団が2年ぶりに開いた。いきいきホールの指定管理者・ノーザンライツ・コーポレーションの下風賢二さん(24)と中澤玲奈さん(20)が講師役として招かれた。
開会式では内田智子教育長が「ケガのないよう笑顔で楽しんで」と、コロナ自粛による運動不足の解消を呼び掛けた。
「姿勢改善エクササイズ」では、参加者が最初に前屈、肩の上下運動、上半身ひねりで体の柔軟性をチェック。その後、下風さんの指導でイスに座りながら背中、腰周り、太もも裏、脇腹などを伸ばした。一通りのストレッチを終え、もう一度柔軟性を確認すると、前屈では床に手が届くようになった人も。「最初は痛かったけど、徐々に柔らかくなった。1年ぶりに友人とも再会できた」と、イベントの開催を喜んでいた。
続く「キッズエアロ」では、音楽に合わせてリズム体操。単純な足踏みに前後左右のステップ、グー・チョキ・パーのポーズ、手拍子、ジャンプ、そしてひねりなどが加わり徐々に複雑化する運動をリズムに乗って楽しんだ。中澤さんは「小さい子供さんでもわかりやすいようにゴリラのポーズ、カニ歩きの動きも加えました」と工夫。3、5、9歳の子供連れ女性は「コロナでイベントがなかったので嬉しい。子供と一緒に楽しんでいます」と心地よい汗を流していた。
その後、リズム体操と筋トレを合わせた「シェイプアップエアロ」で体を引き締めた。
下風さんは「コロナで運動する機会が減っているが、これを体を動かすきっかけにしてもらいたい」と話していた。
アリーナではこのほか、体力測定、スカットボール、ストラックアウトのコーナーも設けられ、参加者が自由にスポーツを満喫した。