企画展「ちはやふるかみよ!うじよ!―落語と古典と名所と―」/2月13日まで・宇治市源氏物語ミュージアム
落語の祖とされる安楽庵策伝像(右パネル)が目を引く

宇治市源氏物語ミュージアム(家塚智子館長)で、落語を題材にした企画展が行われている。タイトルは「ちはやふるかみよ!うじよ!―落語と古典と名所と―」。
展示では、落語の発生から落語家の誕生に至る経過をパネルで説明。祖と言われる安楽庵策伝を描いた「安楽庵策伝像」(松花堂昭乗画、自賛、逸翁美術館蔵・画像提供)が目を引く。

落語「宇治の柴船」に登場する宇治川左岸の宿「菊屋」が記されている歴史図書「宇治川両岸一覧」上)江戸時代、宇治市歴史資料館蔵)

また、古典落語の作品紹介文と、関連する歴史図書を陳列。落語「愛宕山」では、「都名所図会」(江戸時代、宇治市歴史資料館蔵)の愛宕山の項、「はてなの茶碗」では同書の清水寺の項を展示している。「ちはやふる」は、作品の題材となって笑い話が展開される和歌「ちはやふる神代もきかず竜田川からくれないに水くくるとは」にちなみ、「百人一首図絵」(同、源氏物語ミュージアム蔵)から、和歌の作者・在原業平の項を紹介している。
担当した学芸員の坪内淳仁さんは「年末年始は落語に触れる機会が増えると思う。古典に親しみ、登場する場所などにも興味をもってもらえれば」と話している。
2022年2月13日(日)まで。1月12日(水)から後期として、展示替えが行われる。
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。月曜、28日~1月3日は休館。観覧料は大人600円、小人300円。問い合わせは同館℡39‐9300まで。