脱炭素社会の第一歩に、「LED球」と交換/城陽
来場市民に対して環境にやさしい暮らしを勧める土居理事長ら

NPO法人市民共同発電をひろげる城陽の会(土居靖範理事長)は27日、青谷コミセンで、新型コロナ感染対策として密にならないよう4部制に時間を区切って「白熱電球とLED電球の無料交換会」を行った。
昨年の文化パルク城陽会場に続いて2回目の取り組み。今回も「白熱電球あるいは蛍光灯と、環境に優しいLED球を交換する」ことで「地球温暖化防止に向けた取り組みのきっかけにしてほしい」との願いが込められている。
青谷コミセンには、午後1時30分からの第1グループ20人を皮切りに、30分刻みの定刻通りの開始時間に、古い白熱球や蛍光灯を持った地域住民が続々と訪れた。
それぞれ広々とした集会室に入り、土居理事長から挨拶を受けた後、杉浦喜代一副理事長からスライドを使って説明があり、LEDの使用電力は同等の明るさの白熱球の10~20%、蛍光灯の50~70%。人体に有害な水銀も不使用」などと周知された。

白熱球を持参し、LED球と交換してもらう地域住民ら

この取り組みには第1~5グループ計100人の定員に対し、91人からの申し込みがあった。そのうち、用事で来られない人を除き84人が来場。白熱球99個・蛍光灯18個の計117個を回収し、それぞれ40ワットあるいは60ワット型のLED球1個と交換した。
会場には、昨年11月27日に城陽市が行った2050年までにゼロカーボンニュートラル・脱炭素社会の実現を目指す『ゼロカーボンシティ』宣言や市内にとどまらず宇治市や京田辺市も含め11基の「おひさま発電」を展開していることなどを紹介するパネル展示が行われた。また、我が家の省エネ診断コーナーも設けられ、熱心に省エネ度をチェックする人も…。
同城陽の会では「来年以降も市北部や東部、西部の集会所などでLED電球の無料交換会を続けていきたい」と話している