薬物乱用、飲酒などの悪影響学ぶ/井手
脳の画像で飲酒の影響を説明

6年生を対象にした「薬物乱用防止教室」が23日、井手町立多賀小学校(中島禎宏校長)で行われた。田辺署のスクールサポーターを招き毎年行っているもの。3校時の授業時間を利用した。
授業では「薬物乱用」とは、1.決められた飲み方や量を守らないで薬を飲むこと、2.子供がたばこを吸ったり酒を飲んだりすること、3.法律で禁止されている薬物を使うこと―と説明。違法薬物は1回でも「乱用」に当たると説いた。
また、飲酒は脳の発達に影響があり、たばこを吸うとタールで灰が黒くなったり、肺がんになったりすることを説明。写真を映すと児童らは、「うわあ!」と驚きの声を上げた。
違法薬物では、体に及ぼす悪影響を話したあと、手を出すきっかけは「友人や先輩から誘われて断れないこと」と示し、「『家の人に怒られる』と繰り返し続ける」「逃げる」など、具体的な対応方法を伝えた。