企画展「なんといってもお茶は宇治」/7月10日まで・宇治市源氏物語ミュージアム
茶師と大名の交流があったことを示す「書状貼交屏風」

宇治市源氏物語ミュージアムで、企画展「なんといってもお茶は宇治~宇治はよいとこ北西晴れて~」が開かれている。7月10日(日)まで。
江戸時代に茶園の覆下栽培を許可され、将軍家をはじめ、公家や寺社の御茶御用を勤めたのが宇治の御茶師だった。展示は、御茶師の中でもトップクラスに位置していた上林味卜(みぼく)家の由緒書から始まる。
宇治市史にも掲載がある「上林門太郎家平面図」のパネル展示では、御茶御用と幕府代官という二つの業務を取り扱うための広範な間取りが描かれている。
展示室奥には、龍野藩(今の兵庫県)脇坂家をはじめとする大名家から、茶師・片岡道二へあてた書状を貼り交ぜた「書状貼交屏風」がある。内容は、年頭挨拶や祝儀への返礼などで、両者が近い関係にあったことをうかがわせる。
また、献上用の茶壷などを図解した「宇治のほまれ」は、御用茶師の末裔たちによる大正時代の著作で、その活躍を後代に残すため書かれたという。拡大パネルで展示している。
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。月曜休館。6月上旬に展示替えあり。観覧料は大人600円、小人300円。問い合わせは同館℡0774‐39‐9300へ。