ホワイトコーンまつり大盛況/2年半ぶり久御山・クロスピア市
多くの客が訪れ、賑わう直売所

久御山町のまちの駅「クロスピアくみやま」=森南大内=で19日、クロスピア市が約2年半ぶりに開かれた。市の開催は新型コロナウイルスの影響で2019年11月以来。再開第1弾は「ホワイトコーンまつり」で賑わった。
今年度のクロスピア市は、クロスピアくみやま運営協議会と地域住民や団体が共同開催する。ホワイトコーンまつりは、この日から3週連続で開かれる。AGRISHIPkumiyama(小嶋農園、大西農園、㈱村田農園、吉川農園)とロックファーム京都㈱が協力し、町の特産品として人気、糖度が高くジューシーなホワイトコーン(パールコーン)を直売する。
初日のこの日はAGRISHIPが、クロスピアの玄関前に直売所を構えた。午前10時の開始前から、町の公式ラインや広報紙でまつりの開催を知った住民らが長蛇の列。販売が始まると瞬く間に売れていき、農場から追加分が急きょ運び込まれた。上限の10本を買い求める人も多数見られた。

中央のコーンを目がけて輪投げを楽しむ子供

コーンがプレゼントされる子供向けの輪投げコーナーも設けられ、市を盛り上げた。
町内から訪れた女性は「とても甘くてジューシー。毎年この時期を楽しみにしています」。別の女性は「孫が大好きで、10本買いました」。コーンの好評ぶりを最近知ったという女性は「大阪に住む母に頼まれて買いに来ました。食べたことがないので楽しみです」と話していた。
㈱村田農園の村田正己代表取締役は「これからの農業は情報発信が大切。町の施設を活用して発信でき、お客さんの反応も拝見できるのでありがたい」とクロスピア市の開催を喜んだ。また「生でももちろんおいしいが、電子レンジ(500㍗)で3~4分温めても楽しめる」と、コーンの食べ方を教えてくれた。
26日(日)もAGRISHIP、3日(日)はロックファーム京都㈱の協力で開催される。時間は午前10時から午後2時まで。1本300円(税込み)。直売は売り切れ次第、終了。多くの来場を呼び掛けている。
なおクロスピアくみやま運営協議会では、クロスピア市の協力者を来年1月31日(火)まで募集している。問い合わせは℡075‐632‐2300へ。