ごみ減量へ熱心に調べ学習/城陽・深谷小
タブレットを活用し、身ぶり手ぶりも交えてポスターを発表

城陽市立深谷小学校(吉川雅智校長)=寺田深谷=の4年生2クラス49人は社会科の単元「ごみの処理と活用」の学習を深めるため、5月上旬から3人1組の小グループに分かれ、ごみ減量の重要性を訴えるポスター作りに取り組んだ。
その集大成として23日に体育館で、各グループによる発表と審査、結果発表もあり、児童らが意欲的に頑張った成果が随所に感じられた。
これまでの取り組みを振り返ると、まず同校に市衛生センターから「ごみパッカー車」がやってきて児童らがその仕組みを知り、市職員から市内から排出されるごみの現状等を聞いた。
その後、総合的な学習の時間を活用して「私たちにできるSDGsの取り組み~ゴミ編」と題し、小グループでポスター作りに着手。一人1台タブレットで「リデュース」「リユース」「リサイクル」に「リフューズ」をプラスした『4R』について学びを深め、3人が協力し合って機器で1枚のポスターを仕上げた。
閑静な住宅街が広がる深谷地域は、特に「粗大ごみの増加が多い」と言い、児童らはそれらをどうやったら減らすことができるかなど真剣に考え、担当の先生や級友らの意見を踏まえて何度も描き直すなど熱心に取り組みを進めた。

吉川校長らの審査員から講評を受ける児童たち

ポスター発表では、同校の吉川校長と大塚奈央子PTA会長、深谷校区自治会連合会の一瀬裕子幹事長、市環境課ごみ減量推進係の伊藤隆明主任の4人が審査員となり、グループごとに、ポスターをパワーポイントで表示し1分間で説明した。
結果発表を前に、児童らは審査員4人に改善点を聞き、さらにポスターを手直しする意欲を見せた。児童のうち、青木海音くん(9)は「緊張しましたが、みんなの意見を取り入れ、ポスターがだんだん良くなっていった。深谷が自然豊かで、ごみの少ない地域になればうれしい。自分自身では鉛筆を短くなるまで使おうと思います」と話していた。
なお、入賞4作品はカラー印刷して全校児童に配布し、各家庭に持ち帰る。その他の作品は深谷校区内の自治会掲示板に貼り出し、地域住民に広く啓発する。