素晴らしい景観を後世に/宇治川サクラプロジェクト
植樹式でベニシダレに土をかぶせた関係者ら

宇治川流域に桜を植える「宇治川サクラプロジェクト」の第10期植樹式が7日、宇治公園の中の島で行われた。
川の改修で伐採された桜の景観を市民協働で守り育てようと、2013年度から始まったプロジェクトで、宇治市観光協会と宇治観光まちづくり㈱が主催している。
これまで植えられてきた品種は、オオシマザクラ、エドヒガン、ソメイヨシノなど計64本で、開花時期の違いにより長い間楽しめるようにしているという。今回は同公園にベニシダレを1本と、興聖寺琴坂上り口付近にエドヒガンを3本植え、合計で68本となった。
式典には、一般市民を含めた関係者ら約40人が参加した。プロジェクトの紹介の後、関係者らがスコップを持ち、ベニシダレの根元に土をかけていった。
松村淳子市長は挨拶で「塔の島地区は今年度、グッドデザイン賞を受賞したが、それに合わせて桜を植樹することができてうれしい。素晴らしい景観を後世に伝えられることが有意義。10年間、プロジェクトを支援してくださった皆様に感謝します」と述べた。