城陽市富野にあるアル・プラザ城陽1階セントラルコートで24日、京都初のデジタル体験イベント「JOYO DIGITAL TRIAL」が開かれた。買い物ついでに訪れた親子連れたちが、遊びを通じて最先端の技術に触れた。
子どもから大人まで世代を問わず、未来のデジタル社会に対して理解を深めてもらおうと、市デジタル推進課が主催し、(一社)公民連携推進機構が共催。府外にあるデジタル技術関連の会社5社が協力し、AIを活用したクイズやイラスト作成など4つのプログラムを楽しんでもらった。
このうち、ARスポーツ「HADO SHOOT!」は、ゴーグルとアームセンサーを装着し、実際に身体を動かしながら敵を倒していく戦闘ゲーム。ARとは、英語の「拡張現実」の略で、現実の空間にデジタル技術をミックスさせたものをいう。
なお、開発を手掛けた㈱meleapは、テクノスポーツを体験できる施設「HADO ARENA」を東京都港区で運営中。児童生徒が協調性を学ぶ教材として、小中学校での試験導入も進めているという。
この日、機器を受け取った参加者たちは、簡単なルール説明の後、5分間の戦闘ゲームをスタート。手を前に突き出すパンチの動作で「ハドーショット」を撃ち、壁から出てくるモンスターを倒していった。要領を得た子供たちは、バンザイのポーズでアイテムを獲得し、スコアアップを目指した。
小学4年生の息子と参加した男性(50)=城陽市=は「親子ともにゲームには関心があり、市のLINEアカウントに案内があったので来てみた。初めてのゲームで動作に慣れない部分はあったが、楽しんでできた」と話していた。