宇治市立北小倉小学校(市橋公也校長)で4日、1年生21人が、路線バスの乗車を体験した。
既存公共交通を維持していくために、一人ひとりが公共交通機関を支えていることを認識できるよう、次世代を担う子供たちをはじめとした利用促進を進めている宇治市の取り組み。京都京阪バス㈱が協力した。
この日、校庭に同社の路線バスがお目見え。入口ドアの前には、バス停も用意された。近鉄小倉駅からJR宇治駅へ行くという想定。
児童らは時刻表の見方などの説明を受けたあと、2グループに分かれ、1グループずつバスに乗り込んだ。乗るときには整理券を取り、「車内では大きな声でしゃべらない」「揺れるので空いている席に座るか手すりを持つ」「ボタンを押して降車を知らせ、『小学生です』と言って降りる」などの注意点を教えてもらった。
また、車いすも用意され、乗降や車内で固定する様子も見学した。
別のグループは、別途用意された乗用車の周りで、死角になる場所を体験。代表児童が運転席に着き、他の児童が乗用車の周りにしゃがむと運転席から見えないことを確かめた。