創立60周年記念「心新たに」/城陽市高連
「城陽市歌」に合わせた踊りを披露する市高連女性部のメンバー

城陽市高齢者クラブ連合会(安田行雄会長、62単位クラブ・2989人)の「創立60周年記念」第35回高齢者クラブ大会が7日、文化パルク城陽プラムホールで開かれ、会員らが組織の〝還暦〟を喜び合い、会員増強をはじめとする市高連のさらなる体制や活動の充実を誓い合った。
市高連は、1964(昭和39)年12月に城陽町老人クラブ連絡協議会との名称で発足。その後、72(昭和47)年6月に城陽市老人クラブ連合会、99(平成11)年4月に同市高齢者クラブ連合会にそれぞれ改称。
しかし、高齢者の健康保持、友愛活動、仲間づくり…に向けた会員らの思いは今も昔も同じ。近年は「人生100年時代」に心豊かに、住み慣れた地域で誰もが安心して老後を過ごせるまちに…との願いのもと、豊かな経験を地域づくりに発揮すべく活動を展開している。

創立60周年を迎え、心新たに安田会長が挨拶

そんな市高連の〝還暦〟を祝う大会が文パルで開かれ、会員約500人が参集。記念式典と講演、演芸鑑賞で充実したひとときを過ごした。
オープニングでは、市高連女性部おどりサークルのメンバー11人が「城陽市歌」等の伴奏に合わせて艶やかな着物姿で踊りを披露。
式典では、会員物故者に対する黙祷に続き、安田会長が「明日から早速、手を付けなければならない課題は、会員減少と後継者育成の問題。連合会を挙げて取り組みたい」と危機感を露呈しながらも意欲的に開会挨拶。

永年にわたり単位クラブ会長職を務めた功績者に「市長表彰」を授与

功労者表彰の後、奥田敏晴市長が祝辞に立ち「二十歳のつどいでは、毎年20年前にどんなことがあったかをお話させていただいているが、私の個人としては連合会が創立した昭和39年は大学生になった年、昭和47年は結婚した年、平成11年は府議会議員に初当選した年…縁を感じます」と述べ、会員らの関心を引き付けた。
さらに小松原一哉市議会議長、府老人クラブ連合会の田中美奈子事務局長(会長代理)、平松志津江市社協会長も祝辞を添え、受賞者代表の津田一弥さんによる「謝辞」、宇治タカ子副会長による「大会宣言」朗読で式典を締めくくった。
第2部では、フリーアナウンサーの山本浩之さんが「日々新たな出会い、発見!」をテーマに講演、桂文福「落語一座」による演芸も行われた。