
JR西日本の「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河」が『走る茶室』となり、7日、宇治茶のふるさとを走る奈良線「宇治駅」も駆け抜け、乗客が新茶の息吹きを胸いっぱい吸い込んだ。
多様性・カジュアル・くつろぎを追求する特別列車は、京都駅を起点に、出雲市(山陰)・下関(山陽)・新宮(紀南)方面に向かい運行する。
この日は、銀河初となる団体向けの運行。
JR西日本と福寿園、府、クラブツーリズムの共同企画となる今回は、「走る茶室『ウエストエクスプレス銀河』琵琶湖周遊と茶の道・お茶のテーマパーク(福寿園山城館)体験ツアー」。
朝早く京都駅を発ち時計回りで琵琶湖をぐるり周回した列車は昼過ぎに同駅に戻ると、今度は奈良線を南下。
宇治駅ホームには、まだかまだか…と到着を待つご当地キャラたちが肩を並べてお出迎えした。
宇治茶の聖地を日ごろ盛り上げる「ちはや姫」に「チャチャ王国のおうじちゃま」、さらに府警マスコットの「ポリスまろん」「ポリスみやこ」の前を爽やかな風が舞い、車内アナウンスの呼び掛けにも応じた乗客らが盛んに手を振ってこたえた。【写真】
発売2~3日で全席売り切れた走る茶室ツアー。
乗客は車内で茶室体験を堪能したのをはじめ、上狛駅で降りて訪ねた福寿園自慢の施設も満喫した。
今秋にも、同様の銀河企画ツアーを予定している。