京田辺市の普賢寺児童館(上出真理子館長)で25日、親子で手作りした和凧を揚げるイベントが開かれ、市内から集まった約10組が盛んに歓声を上げた。
NPO法人京田辺市青少年育成会(芝裕一理事長)の有志が、地元民生委員たちの手でスタートした取り組みを継承。広報紙などで参加を呼び掛け、榊孝次副理事長ら役員、普賢寺幼稚園長も務める上出館長らスタッフが運営に励んだ。
子供たちは母らに手伝ってもらいながら和紙に色とりどりのイラストを描き、地元のタケを材料に父が凧の軸を組むなどした。
2歳の広瀬奏ちゃんは豊富に色を使った手形をあしらい、父の智則さん、母の彩子さんも笑顔で見守った。智則さんは「小学生以来」という竹細工を楽しみ、彩子さんは「ここの親子教室に通い、娘も馴染んでいる」と声を弾ませた。
完成後は、隣り合う普賢寺小グラウンドに場所を移し、空高く泳ぐオンリーワンの凧を見上げた。