府山城広域振興局は、小学生向けの消費生活啓発資材を作成した。
最近の小学生は物心ついた時から身近にインターネット環境があり、スマートフォンなどでオンラインゲームに熱中する子供も。金銭感覚がないまま、アイテムなどを購入するために課金し、トラブルになるケースが報告されている。
このため、購入する前に「本当に必要なのか」、それとも「単に欲しいだけなのか」を考える習慣を身につけてもらうため、啓発資材を作成。管内の高校生から『お金のじょうずな使い方~必要な物と欲しい物の区別~』をテーマにデザインを募集した。
92点の応募があり、府民投票などを経て、最優秀は篠原美香さん(南陽高1年)の作品に決定。おもちゃを購入するか、どうか迷う小学生を描いた。
優秀作品は3点。このうち、田村信さん(城陽支援学校高等部1年)は「親が一生懸命働いて稼いだお金を無駄使いせずに感謝して大切に使おう」とのメッセージを添えた。
同振興局は、この4点を活用した折り紙を800冊(1冊あたり20枚)作成。子供向けの消費生活出前講座などで参加者に配布する。