食のニーズ、多彩に紹介/京都府が橋渡し

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新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている家庭や飲食店・食品メーカーを支援しようと、府は「フードボイスキョウト」のウェブサイトを立ち上げた。外出の自粛や臨時休校などで食の悩みを抱える消費者と、観光客の落ち込みやイベント中止などでの売り上げ減や過剰在庫に頭を痛める食品関連企業のニーズを橋渡しする。情報発信には、府ホームーページのほか、地域で親しまれる府内コミュニティFMの複数局が協力。地元ではFMうじが一役買った。
フードボイスキョウトは、府ものづくり振興課が3月16日、ホームページに開設した。過剰在庫のセールなど、食品関連企業から寄せられた情報を紹介する。
自宅で楽しむことができる宅配食品、子供の昼食向け弁当、地域を元気づける新発想の食べ物など、様々なアイテムを一覧で掲載。もしもの際に学校給食用としても提供可能なホテル用(業務用)京野菜チルド惣菜や、家族のお祝い料理、子供と一緒に挑戦できる金平糖を使った作品づくりのセットなどが並ぶ。
学校の臨時休校で食品メーカーが給食用食材の過剰在庫で困っていたところ、府内のコミュニティFMの呼び掛けで、地域の大型小売店の協力で在庫を売り切ることができた実績を受け、取り組みを広げた。
FMうじには、宇治半白の餃子屋ミヤコパンダの店長、池田景さん(49)が府ものづくり振興課の担当者と、平日朝の番組「以心伝心」に出演した。
池田さんは、大型フードイベントが新型コロナウイルスの影響で中止され、当日用に仕込んでいた8000人前(4万個)のギョーザが大量在庫となる窮地に直面。その現状やセールをSNS(会員制交流サイト)で発信するなどし、完売に至った。
自慢のギョーザに、パーソナリティも舌鼓。番組終了後、池田さんは「困っている声を上げられない店は多い。前向きに発信していたら、ご縁がつながっていく」と語った。フードボイスキョウトの取り組みについて「耐えている間は孤独ではなく、みんなで頑張ろう、仲間がいると思える」と歓迎した。
フードボイスキョウトには、現在約40件の情報が掲載されている。アドレスは次の通り。
https://www. pref.kyoto.jp/sangyo-sien/foodsvoice.html

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