端午の節句を前に「文化パルク城陽」で23日、こいのぼりを掲揚する取り組みがスタートした。
「季節の風物詩に」と、指定管理者の公益財団法人城陽市民余暇活動センター(安藤洋二理事長)が市民から不要になった「こいのぼり」を募って毎年、この時期に子供連れの来館者に楽しんでもらっている。
文パルには現在、もともとあった7匹、㈱もりさん=京都市上京区=寄贈の5匹、そして市民から寄せられた分を合わせて175匹が保管されている。
開館20周年だった2015年から、文パルの屋上から長さ57㍍と30㍍のワイヤーロープを2本引っ張って「水のモニュメント」付近に固定。黒・赤・青色の真鯉、緋鯉、子鯉を計40匹ほど吊るして景勝池の上を勇壮に泳がせる取り組みを行ってきた。
しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止でイベント自粛ムードが漂い、強風でこいのぼりが一部破れたりする問題も発生していたことから、高さ9㍍のアルミ製ポール3本と、同じ高さの真竹1本、国旗掲揚ポール1本の計5カ所に、真鯉、緋鯉、子鯉を1組ずつ〝仲良く〟泳がせる企画とした。
初日には早速、幼い子供を連れた親子がこいのぼり見学に訪れ、西山和彦総務部長も「楽しんで見ていただけて良かった」と笑顔を浮かべた。
こいのぼりの掲揚は、5月中旬まで続けられる。
文パルでは、引き続き「子供のために買ったが、今では揚げることなく自宅にしまったまま」という不要こいのぼりの寄贈を募っており、問い合わせは℡0774‐55‐1010まで。