新緑が映える季節を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大防止のための「外出自粛」要請を念頭に置き〝密〟にならないよう注意しながら、運動不足解消のためにウオーキングやハイキングに出掛ける人の姿も見受けられる。
ここ城陽市寺田の水度神社（水田清比古宮司）では昨秋に、37年ぶりの本殿（室町中期・国重文）改修工事を終え、鮮やかな朱色が見事に復元された。
そして、その本殿周囲に植えられている濃い朱色のキリシマツツジの花々が満開となり、やや薄い朱色の本殿とのコントラストを楽しむことができる。
水田宮司の話では、以前は水度神社の春祭り（４月29日）ごろに満開となっていたが、地球温暖化の影響で近年は、４月中旬ごろに見頃を迎えていたという。
ただ、今春は朝晩の冷え込みが長く、キリシマツツジの開花時期も１週間ほど遅れ、今がまさに満開。本殿の周囲は大小さまざまなキリシマツツジが植えられており、日当たりの良い木から順次、花をつけている。今週いっぱいぐらいは楽しめそうだ。