お家で「ゴリゴリ元気体操」/城陽

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新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、外出自粛が続く中、市民の運動不足による体調不良やストレス増大が心配されている。そんな中、城陽市では、医療法人啓信会(中野博美理事長)=同市平川=の協力で、身体機能の維持・向上に効果のある「ゴリゴリ元気体操」プログラムを作成し、市民らに普及・啓発を図っている。
ゴリゴリ元気体操は、啓信会が運営する「リエゾン萌木の村」などのデイサービスで行っている運動を一般市民向けにアレンジして開発されたもの。同市では2017年度の試行を経て、18年度から日常生活圏域(5中学校区)を単位として、まずは身近な集会所等に集まって体操を続けてもらう取り組みを進めている。
18、19年度の2カ年の成果として8つの自主団体(城陽中校区3、北城中校区1、西城中校区2、東城中校区2)が誕生。これらの団体のメンバーは、10人程度で講師(リハビリ専門職)から全6回のゴリゴリ元気体操教室を受けた。
その内容は①講義(介護予防の大切さ)と体力測定②座位を中心とした体操③立位を中心とした体操④座位と立位を組み合わせた体操→自主活動1カ月→⑤体操の復習(間違いやすい動作)→自主活動2カ月→体操の復習と体力測定…となかなか濃いカリキュラム。
その後、ゴリゴリ元気体操活動団体として週1回、地元の集会所などに集まり、地域での自主活動がスタートする。
半年ごとに市がリハビリ専門職を活動の場に派遣し、体操の効果を測定。また、一定の条件を満たすと市から補助金が受けられ、例えば「10人以上の団体なら月3000円」「5人以上9人未満なら月2000円」と規定があり、飲み物代や血圧測定器の購入費等に活用されている。
そのほか、市高齢介護課の窓口で『みんなで、はじめようゴリゴリ元気体操』という紹介冊子を配布。市ホームページからもダウンロード可能としている。
座位・立位の運動は、下記内容を参照。注意点としては「自宅で血圧を測る習慣をつけ、異常がある時は体操を控える」「関節痛などの時は無理をしない」「体調が悪い時は控える」「医師から指導があった時はそれに従う」「体操中、力みすぎて呼吸を止めない」「必ず休憩を取りながら行う」「適宜、水分補給をする」と周知している。
ゴリゴリ元気体操に関する問い合わせは原則、市内3カ所の「地域包括支援センター」だが、まずは市高齢介護課℡0774‐56‐4031に連絡を…と呼び掛けている。

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