行き場を失った花々が潤いと彩りを添える―新型コロナウイルスの感染拡大で本来あるはずの各種行事が中止となり、納品予定だった胡蝶蘭が15日、京田辺市役所に届けられ、市民が訪れる玄関や窓口を明るくしている。
胡蝶蘭を寄贈したのは、市内の㈲スマイルオーキッド(小西浩年代表)=興戸十曽=で、市のふるさと納税の返礼品リストにも商品をラインナップしている。
同社は胡蝶蘭専門の生産工房として、屋号に「花を愛でて、心にほほ笑みを」の思いを込めている。コロナがもたらす陰に、「少しでも、多くの人に花を楽しんでもらいたい」と、数多くが足を運ぶ庁舎にぜひ―と、善意を寄せた。
市役所では、大鉢2つを2階玄関近くと廊下に、小鉢8つを各課カウンターなどに飾り、来庁者の心を和ませる。