新型コロナウイルスの影響で入学直後に休校になった新入生を歓迎しようと、久御山町立東角小学校(藤原幹郎校長、256人)の児童たちが29日、1年生38人を迎える取り組みを行った。上級生が心のこもったプレゼントを贈り、学び舎に笑顔が広がった。
学校再開後も授業時間の確保で例年の歓迎行事の開催が難しいことから、全校登校日に合わせ、児童会を中心に新たな取り組みを企画した。
会場の体育館の換気をし、児童同士の距離をとるなど感染防止策を徹底。2~6年生が学年別に入れ替え制で訪れ、学校に関するクイズや折り紙の輪をつなげた飾り、新聞紙で手作りしたエコバッグ、手紙などプレゼントを渡した。
「学校生活で困った時は頼りにして」、「コロナが収まったら仲良く一緒に遊ぼう」、「コロナに負けないよう全校みんなでいっぱい対策をして、明るく楽しい東角小学校をつくっていこう」などと歓迎の言葉を伝えた。
感染対策で直接接触を避け、上級生は1年生との〝エアハイタッチ〟や〝エアなでなで〟でも歓迎ムードを盛り上げた。
同町内の小中学校は週明けの6月1日から一斉に再開する。