「デコバス」で新庁舎へ/宇治田原
「アマビエ茶ッピー」が乗客の安全と感染防止を祈るデコレーションバス

今年の夏も宇治田原町内を「デコバス」が走る。
2018年度から年2回、行っている役場と地域子育て支援センターのコラボ企画で、今回のテーマは「バスに乗って新庁舎に行こう!」。
5日午前10時から、同センターをよく利用している5組の親子連れが、町営バスに工夫を凝らしたデコレーションを施した。

緑の「なごみ号」に乗りた~い

誰でも無料で乗れる町営バスは南ルート(銘城台~立川)の「茶ッピー号」、北ルート(銘城台~禅定寺)と高尾ルート(高尾公民館~総合文化センター)を走る「なごみ号」の2台で、この夏は「なごみ号」を飾り付けることにした。
町マイクロバスに代替運転を頼み、先月27日に開庁したばかりの真新しい役場前に乗り付けると、子供たちが勇んで車内に。
まちのマスコットキャラクター「茶ッピー」の型紙に思い思いの表情を書き込んだ〝デコ〟を次々と吊り下げていった。
井上晴斗くん(6)は「うれしい顔」を。妹の光希ちゃんは「たのしい顔」に仕上げ、その先頭には疫病を払う妖怪に変身した「アマビエ茶ッピー」が飾られた。
これは、新型コロナウイルス禍で外出が制限された子育て家庭を応援する「ポストイン」事業の中で創作されたもので、「お守り」として乗客の安全と感染防止を祈る。
そして、ドアには太陽。窓にはハートの茶葉。虫たちがほほ笑む紙メダルも貼り付けられ、家族や仲間、地域の人たちとの和やかな道中をイメージした。
この「デコレーションバス」は、きょう6日から今月31日まで北・高尾ルートを走る。

町営バスは土日・祝日と、お盆(8月14~16日)、年末年始(12月28日~1月4日)は運休。高尾ルートは火・金曜のみの運行となっている。
役場「新庁舎」発着時間は次の通り。
【北ルート】
▼銘城台行き=8時25分(維中前バス停止まり)、9時2分、10時37分、12時12分、15時42分、17時17分▼禅定寺行き=9時53分、11時28分、13時3分、16時33分
【南ルート】
▼銘城台行き=9時47分、11時20分、12時53分、15時45分、17時18分▼立川行き=9時7分、10時40分、12時13分、15時5分、16時38分