オンラインで交歓/寺子屋「うじたわら学び塾」
アメリカと宇治田原を結んだオンライン会話で弾むイングリッシュ…ストレートな質問に画面の向こうから笑顔の回答が寄せられた

まちぐるみで子供の教育・学習をサポートしようと宇治田原町教育委員会が2016年から開いている寺子屋「うじたわら学び塾」。その『わくわく英語』が13日、同町総合文化センター研修室で行われ、オンラインでの英会話に胸を弾ませ、笑顔のキャッチボールを繰り広げた。
今年度はコロナ禍で規模を縮小し、第1講座には地元の小・中・高校生とサポート役を務めた茶ッピー未来基金の学生ら15人が参加。午後1時に大型モニターの前に集まった。
インターネットの先で待っていてくれたのは、アメリカ在住の元・同町ALTのベッキーさんと、その仲間たち6人。
青森県の米軍「三沢基地」に勤務する男性もいたが、最も遠い参加者が住むネバダ州とは17時間の時差があり、早朝からのオンライン会話に備えてくれた。
また、ベッキーさんたちとは昨夏、手紙を交換する講座を開いており、その時に続く参加者にとっては、レター友達からカンバセーション友達へのステップアップとなった。
まずは自己紹介から行い、そのあとは宇治田原からの質問コーナー。
子供たちの興味は食べ物にあるらしく、「日本に来た時は何を良く食べましたか」という問いに、速攻「ファミチキ」という答えが返ると、一気に場の雰囲気が和んだ。
Very・sour(めっちゃ・すっぱい)梅干し…を一押しするアメリカンに親近感を覚え、1人が画面上に飼っている犬を出すと、それが「柴犬」。
ここからは相手の仕事内容にも深入りするほど打ち解け、知らぬ間に英語が口から出てくるようになった。
一方、午後3時からの第2講座では、糸電話を使用し、様々なバリエーションで英語伝達ゲームを楽しんだ。