府山城広域振興局で15日、宇治茶ファン拡大を狙う「宇治茶ムリエ講座」のライブ配信が行われた。府内外の参加者が、ビデオ会議システム「ズーム(Zoom)」を通して宇治茶の歴史と美味しい淹れ方を学んだ。
この講座は、振興局と宇治茶の郷づくり協議会が5年前から共催している。受講生には、ワインのソムリエ(専門職)にちなんで名づけた「宇治茶ムリエ」認定書を交付。これまで3900人が登録している。
今年はコロナのため、初めてオンラインでの開催とした。この日は、午前の部と午後の部に合わせて25人が参加した。開講に先立ち、受講生はズームの利用マニュアルを事前学習した。
講師は、日本茶インストラクター協会京都府支部の会員が務めた。最初に茶の歴史、栽培や製造方法による茶種の違い、国内の生産状況などを説明した。
続いて、茶の淹れ方の実習があった。高級玉露(2人分)について、、スプーン2杯(6㌘)の茶葉を急須に入れ、人肌程度(40℃)に冷ました湯を注ぎ、ふたをせず1分30秒ほど待つ…など、画面を通して美味しい淹れ方を伝えた。
なお、第2回は10月2日(金)、第3回は10月17日(土)に開く。各回先着20人、参加無料。申し込みは山城広域振興局の公式ホームページから。