高級てん茶の産地・城陽市上津屋の栽培農家に、覆いに使う「よしず」やワラで編んで作る「本ず被覆」を供給している社会福祉法人南山城学園(磯彰格理事長)の障害者支援施設「和」(山口嘉信施設長)=富野狼谷=は『11月8日』の「じょうようお茶の日」にちなんで、市役所玄関に飾る「よしず看板」を寄贈した。
同学園は、昨秋に文化パルク城陽で開催された第72回関西茶業振興大会・府大会式典時に、高さ3㍍・幅1・7㍍の巨大「よしず看板」を寄贈・設置し、関西各地から訪れた茶業関係者に、木津川沿いの「浜茶」で生産されている日本一のてん茶をPRした。
それから1年が経過し、今秋も2007年(市制施行35周年)時に制定した「じょうようお茶の日」にちなんで、市役所玄関にちょうど飾れるサイズ=高さ1㍍・幅0・8㍍=の「よしず看板」を同市に贈り、来庁市民らに高級てん茶の産地であることを大いにアピールしている。
よしず看板には「てん茶のまち京都城陽」「流れ橋と両岸上津屋・浜台の『浜茶』日本遺産第1号・日本茶800年の歴史散歩」と、緑と黒色で表示。字体は「隙間が少なく、右肩上がり」で縁起が良いとされる寄席文字を使用している。
そのほか、市農政課の窓口にもA3サイズのよしず看板をプレゼントした同学園。市担当職員は感謝の意を伝えるとともに「まずは来年3月まで庁舎玄関や農政課に飾り、その後はお茶のイベント時に使用したい」と話していた。