落語や和芸 笑顔満点/城陽・古川小

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パペット(人形)を使った落語で人気を集める笑福亭鶴笑(しょうふくてい・かくしょう)さんの公演が16日、城陽市立古川小学校(小川泰彦校長、217人)で開かれ、落語あり、和芸ありの盛りだくさんな〝寄席〟に児童が笑顔をはじけさせた。
コロナ禍で気分が沈みがちになる中、子供たちに楽しい思い出をつくってもらおうと、同校が芸術鑑賞会で企画。体育館が密にならないよう、1~3年、4~6年に分けて行った。
鶴笑さんは、西遊記をパロディー化したパペット落語を披露。孫悟空が赤鬼や青鬼と戦う筋書きで、袋から次々に人形を取り出して取っ組み合いの場面を表現したり、舞台に寝転び手足を駆使して大きな鬼を演じたりし、一人二役、三役をこなして会場を沸かせた。
「落語も3Dの時代。飛び出してるやろ~」などと引き付け、最後に「笑いは楽しく健康になる。本当の芸は誰も傷付けず、みんな楽しい。そんな芸を広めて」と呼び掛けた。
子供たちは、鶴笑さんのアドバイスで伝統芸能の南京玉すだれに挑戦したほか、紙切り芸や古典落語なども鑑賞し、奥深い芸術の世界を満喫した。

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