天まで届け!みんなの願い/田辺幼稚園創立50周年
バルーンリリースで上空に飛び立った風船に胸躍らせる園児たち

京田辺市立田辺幼稚園の創立50周年記念式典が17日に行われ、青空へ解き放った150個もの風船がひと塊となり遥か彼方に旅立った。
1971(昭和46)年4月、1年保育2学級で始まった同園は、現在8園ある市立幼稚園で最も長い歴史を持つ。2003(平成15)年、園庭を拡張し、ホールや保育室を増築。翌年から預かり保育を取り入れ、15年から3歳児保育の時間も広げた。
楽しく、笑顔あふれる幼稚園づくりの方針のもと、他園同様に京田辺スタイルの隣接した小学校との連携の取り組みも盛ん。田辺鳥本にある園舎では毎日、園児たちのにぎやかな歓声がこだまする。

50周年記念の贈り物となる壁掛け時計を披露した

式には、3~5歳の全園児100人をはじめ、職員、PTA本部役員、来賓ら約130人が参加。式で浅川美智子園長は「これまでたくさんの子供たちが元気に育ち、大人になっていった。おじいちゃん、おばあちゃんになっても、きょうのことを覚えていてね」と園児に呼び掛けた。
上村崇市長、山岡弘高教育長が挨拶に立ち、PTAから贈呈された壁掛け時計をお披露目する除幕に代表園児も加わった。このあと、年長児が一休音頭を元気よく踊ってみせ、メッセージを付けたバルーン150個を大空へ放ち、胸を弾ませ見上げる園児たちは笑顔をあふれさせた。
浅川園長は「家族も集まる運動会でセレモニーを考えたが、コロナで叶わなかった。いろんな場所でバルーンを見てと保護者にもお伝えした」と明かし、感動もひとしおだった。