今西久美子氏が出馬/宇治田原町長選

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宇治田原町長選挙(今月26日告示・31日投開票)に向け、3選出馬を表明した現職・西谷信夫町長に対抗する組織として立ち上がった『刷新の会』は12日、前町議の今西久美子氏(郷之口中林・59歳)を擁立すると発表した。会見で今西氏は「町幹部職員による談合収賄事件の全容解明と疑惑一掃」「開発優先から住民の暮らし優先へ町政転換」などと訴えた。共産系が初めて立てる町長候補で、政党選挙として見ると西谷氏(自民)との自共対決となるが、宇治田原の選挙と言えば、それだけではない。「地縁」となると今西氏の郷之口は旧田原、西谷氏の禅定寺は旧宇治田原。「血縁」でも今西と西谷の広がりは全町的だ。2000年の町議選で、ともに初当選を飾り、政界デビューを果たした同期「西谷&今西」の一騎打ちは、想像以上に激しいものとなりそうだ。
現職陣営に対抗する組織として立ち上がった「宇治田原町政を刷新する会」からの出馬要請(7日)を受けた今西氏が、満を持して立候補を決意した。
政策に関しては、刷新の会(略称)が示した5つの提案(①新型コロナ感染症対策の強化・充実と経済的に援助が必要な住民への支援②官製談合収賄事件の全容解明と徹底的調査、再発防止③住民合意のない学校統廃合は白紙に④開発優先のまちづくりを見直し、財政再建を⑤高校生通学バス代全額補助復活、町営バス・公共交通充実、敬老祝い金削減ストップなどで、くらしを守る町政へ)を基に、「住民の更なる意見を聞いた上でマニフェストにまとめる」と述べた。
その上で「今回の談合収賄事件は一職員の問題ではなく、町政の中枢に据えて特命担当として多くの事業を任せてきた町長の任命責任、監督責任が問われている。膿(うみ)を出し切るためには、今回の事件だけでなく、過去にさかのぼり、一定額以上の入札、契約についての検証が必要」と主張した。
また「夫(今西利行町議)の父は、助役として昭和28年の南山城大水害との時には、町内をまとめ、心ひとつに復旧にむけて尽力されたと聞いている。災害にも等しい今回の事件でも、これまでの立場を超えて疑惑の究明、清潔な町政へ向け、議員の皆さん、町職員の皆さん、そして住民の皆さんに広く呼び掛け、町政刷新を願う心をひとつに頑張りたい。町議20年の経験も生かしながら、住民が主役のまちづくり、清潔でガラス張りの町政にするために頑張る」と力を込めた。
選挙母体は「刷新の会」で、その共同代表の一人として共産党推薦候補として選挙戦に挑む。16日(土)には決起集会「町政刷新を進めるつどい」を同町総合文化センターさざんかホールで開く予定。

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