宇治市の黄檗公園野球場グラウンドのリニューアル工事が完成した。内野に黒土を入れるとともに、外野エリアを人工芝化。平時は野球やソフトボールなど市民スポーツに利用してもらうほか、災害発生時には救援部隊の駐留場所とする。
黄檗公園では2023年度の完成をめどに防災公園化を目指し、昨年度には体育館コミュニティアリーナにエアコンを新設。今年度、メインアリーナにエアコンが入る。
野球場に関しては、外野エリアを人工芝に一新するとともに、内野エリアに黒土を投入。災害発生時の救援部隊の駐留場所として、重車両対応や排水性に優れた構造を採用するとともに、左中間フェンスを開閉式とし新たな進入路を整備した。
グラウンド改修に伴う契約額は1億4758万400円。内野の黒土の一部を流出防止のため、人工芝に変更したため、契約額は当初より約680万円増えた。
既に工事は完成しており、工期を早めて市への引き渡しが完了。いつでも利用してもらえる状況となっているが、市は「当初の予定通り2月1日から利用を可能とする」としており、大勢の利用を心待ちにしている。
なお、黄檗公園の再整備は今後、園路・広場の改修工事、沿道にある通称・ハーモニカ型の駐車場を廃止するなど駐車場の集約、野球場の観覧席(1000席程度)確保や防災資材置き場としてスタンド改修も予定している。