「自慢げに・手伝いますと・言う夫」
宇治市男女共同参画支援センターが公募した「男女共同参画川柳」に老若男女から多数の力作が寄せられた。センターは作品を取りまとめ、市民に広く紹介している。
広報啓発の一環として初めて取り組み、家庭や職場、地域など日々の暮らしの中で感じた男女共同参画に関する疑問や気づき、エピソードを題材にした「五七五」の句を募集した。
「女らしさ」、「男らしさ」といった性別への固定的なイメージの解消、男性の家事・育児への参加などをテーマにしたものが寄せられ、57点を掲示物で一覧できるようにした。
「我が家では・妻が時々・おーいお茶」「ええやんか・男子が赤い・ランリュック」など、作者の家庭生活の一場面や素直な意見が綴られている。
「週三日・父さん着ける・割烹着」「父さんの・だし巻き玉子・世界一」「父と母・仲よく料理・おいしそう」といった〝料理系〟も。
昨年初めて女性市長が誕生した同市らしく「初女性・市政の一歩・四字熟語」と詠んだ作品も並ぶ。
「『男女共同参画』は関係のない言葉のようだけれど、気づきの一つになり、『男女共同参画ってどんなもの』と考えてもらう機会になれば」と同センター。
今後、センターがある「ゆめりあ・うじ」内で見てもらえる方法を考えるほか、センターの情報誌「リズム」でも紹介していく予定。