宇治市五ケ庄の黄檗山萬福寺を光で彩るイベント「萬福寺ランタン」が19日から３日間、同寺で行われ、中国ちょうちんやライトアップで伽藍（がらん）が夜に映え、訪れた人々は幻想的な光景を楽しんだ。
同寺は中国僧の隠元が開創した。新たな催しは、夜の観光（ナイトツーリズム）を楽しんでもらおうと、京都山城地域振興社（お茶の京都ＤＭＯ）が企画した。
初日は点灯式に続き、本堂前のステージ「月台（がったい）」で宇治市立平盛小学校の児童が約20年にわたって取り組んでいる中国の龍舞を披露。リズムに合わせて面が瞬時に入れ替わる中国の伝統芸能「変面」のショー、四代目玉田玉秀斎さんの隠元にまつわる創作講談なども繰り広げられ、来場者が異国情緒あふれる催しを満喫した。
