人物や事業・公共施設など地域を取材して記事を書くことを通じ、地域への愛着を深めると共に、調べ、考え、伝える力を子どもたちの中に育む「子ども記者クラブ」(京都文教大学・城陽市市民活動支援センター・(一社)京都子ども記者クラブ・本紙共同事業、京都文教大学地域志向教育研究ともいき研究助成事業、2020年度子供記者登録25人)は20日、保護者らを招き、同大学で今年度の成果報告会を開催した。
活動の振り返りで橋本祥夫・同大学こども教育学部准教授(研究代表、(一社)京都子ども記者クラブ理事長)は、「コロナ禍で取材が危ぶまれたが、気持ちや考えの発信を重視したり、オンライン取材を試みるなど、新しい取り組みができた。記事は京都新聞にも掲載できた」と成果を話した。
子供記者は1人ずつ壇上に上がり、橋本准教授から今年度の修了証を受け取ると、マイクを握り活動の感想を発表。「取材や記事を書くことがとても楽しかった」「分かりやすく文章を書くコツを知り、人と話す力が身についた」「住んでいる地域でどんな人が働いているか知った」などと振り返った。