商店の魅力、動画でPR/久御山サービスカード会
上:久御山町内の個人商店で店主にインタビュー(本編) 下:栗三笠作りなど店の舞台裏も紹介(予告編)

学ラン姿のおっちゃんたちが、街角のお店に突撃インタビュー!?久御山町内の個人商店が中心となった「久御山サービスカード会」が、同会のPR動画を作製した。加盟店舗の情報や仕事風景を撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。
同会は、商店街のない久御山町内に点在する商店のサービスを高め、連携を深めようと、1999年に発足。町全体を商店街に見立てた共通のポイントの発行や、店舗情報をまとめたマップ作製などに取り組んできた。
店舗紹介の動画は、会を盛り上げる狙い。同町佐山の南圭太さん(29)が撮影に協力した。

PR動画への思いなどを語る尾﨑会長(左)ら

学生服姿で昔に戻った同会会長の尾﨑収二さん、副会長の加川昌夫さん、中西行光さんが、加盟店を訪問した様子(本編、約7分)を収録。南さんが動画のメイキングシーン(予告編、約3分)を撮影した。
酒・食料品販売、自動車整備販売、クリーニング、電気工事・家電販売、和菓子製造販売、二輪・四輪販売修理など14店舗を取り上げた。
この道60年のアイロンがけの腕や手際よく栗三笠を作る職人技、お客が目にすることのない作業場の様子など〝舞台裏〟を紹介。「ちょっと作業の様子だけ撮らせてねー」といった軽妙な掛け合いや、店の関係者の顔以外は画面が全て「企業秘密」になっている「ほんまにちょっとだけ」映像もあり、見る人を和ませる。
動画の上映会では、続編を望む声や「実際に体験してみました」動画への提案もあった。
「とても楽しかった」と尾﨑さん。「インスタグラムに#(ハッシュタグ)ええとこくみやまで上げている方々ともコラボしていきたい」といい、「カード会と久御山を盛り上げていくことが一番の夢」と思い描いた。