コロナ禍に心和ます ハート形のバラ/城陽

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城陽市寺田の民家の花壇で、ハート形の「ミニバラ」が咲き誇り、道行く人の心を和ませている。
もともとは、5年ほど前にバラの苗木を購入し、花の世話を趣味とする家人の松野奈保美さんが丹精込めて育ててきたもの。
品種は「モッコウバラ」とみられ、その後どんどん茎が伸び、今では挿し木をして別の鉢で育てているほど…。〝本来〟のバラは、大きく成長し、自宅西側の日当たりの良い花壇内で、高さ3㍍ほどのきれいなハート形に整えられた。
「昨年はもっと花が多く満開になった」と松野さん。ただ、今年も小さなピンク色の花が無数に咲き誇り、見る人をやさしい気持ちにさせている。
コロナ禍で、今は休館しているものの、近くにある西部老人福祉センター「陽幸苑」のバスルートでもあり、ハート型のミニバラの前を見頃になると、バスがゆっくり走り、利用高齢者が見学することもあったという。
先行きが見えないコロナ感染症の終息を願いつつ、大勢の人でバラを見学できる日々を「待ち遠しい」と感じている地元住民に多い。

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