オール京田辺へ力合わせる/「市民まつり」実行委立ち上げ

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これまで文化・芸術やスポーツにふさわしい秋シーズンに彩りを添えてきた産業祭と市民文化祭を一つに統合する「京田辺市民まつり」の実行委員会設立総会と第1回総会が17日に市役所で開かれ、市民と行政、各団体が思いを共有するイベントの実現に向けて一歩を踏み出した。
コロナ禍、昨年の産業祭は中止。一方で、例年より規模は小さめにしながらオンライン使った「おうち文化祭」をうたい開催に漕ぎ付けた市民文化祭。
市は昨年度から文化とスポーツに関する地域振興関連施策を全市的な視点で展開しよう―と、市長部局に文化・スポーツ振興課を設けた。2つのイベントを発展解消させた市民協働の「京田辺市民まつり」(10月30・31日予定)の開催を目指している。
市と市商工会、市文化協会、市観光協会からなる実行委の設立総会は、山際雅詩・市文化協会副会長の司会で進行。冒頭、挨拶に立った上村崇市長は「オール京田辺を大切にしながら、さらに参加団体を増やし、次年度以降も盛り上げていきたい」と強調した。
「市には産業祭や市民文化祭といった規模の大きいイベントがあるものの、いわゆる『市民まつり』と呼ばれるものがない。産業祭と市民文化祭のこれまでの伝統と功績を引き継ぎ、新たなイベントを創造し、市を代表する『おまつり』に育てていく。市全体の連帯感を高め、市民の郷土愛を醸成することは極めて有意義。市民の総力を結集し、だれもが参加して楽しめる事業に」と述べる設立趣意に全員が賛成した。
第1回総会では、準備委の鈴木俊寛会長(市商工会会長)が事前協議に基づいて上村市長を実行委員長に推薦し、承認された。ワーキングチームや課題別会議を設置し、具体的な準備に取り掛かる。このあと、事業計画、予算などの全議案を申し合わせた。

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