宇治田原町が「ごみ分別」チラシの外国語版を作成した。【写真】
外国人の増加に伴う「ごみ問題」は同町でも大きな悩みの一つ。
「知らない」「分からない」ことに起因する近隣住民とのトラブル解消を図ろうと、全戸配布しているカラー刷り保存版『ごみの分け方・出し方』に英語・中国語・ベトナム語バージョンを加えた。
燃やすごみ、燃やさないごみ、資源物、プラマーク容器包装物…と、日本人でも間違っている人が多い分別作業。
これに「収集できないもの」「大型ごみの出し方」も加わり、ややこしい。
聞いただけ、耳から教えてもらっただけでは難しい…この作業の手助けにと作成したもので、まずは役場の窓口に置いた。
町ホームページからのダウンロードも可能で、今後は外国人労働者を雇っている企業にも協力を求め、広く周知していくが、表現の仕方などに分かりにくいところがあれば随時、修正し更新していく予定。
実際に手に取った外国人からの指摘も待っている。
■外国人の半数はベトナム人
6月1日現在で宇治田原町に在住する外国人は363人。国籍別に分けると約半数がベトナムで179人、次いで中国の105人となっている。
以下はベネズエラ20人、韓国14人、ミャンマー・ペルー7人、スリランカ6人、インドネシア5人、インド4人、アメリカ・ドミニカ共和国3人、タイ2人…となっており、ブラジル・北朝鮮・ニュージーランド・フィリピン・シリア・イギリス・アフガニスタン・ネパールからも各1人が転入している。