宇治川河畔にある興聖寺(宇治市宇治山田)の「花手水」が、本格的な夏を前に5日、リニューアルした。ヒマワリを中心に、鮮やかな夏色の花々が参拝者を出迎えている。
同寺では新型コロナウイルス感染予防のため手水の使用を中止し、今春から季節の花々を水面に浮かべた「花手水」を設けた。今では、美しい花をカメラに収めようと足を運ぶ人も多いという。
花を納品した宇治橋通商店街・木下生花店によると、今回は寺の要望があった季節感のあるヒマワリをはじめ、ピンク色のカーネーション、オレンジ色のバラ、大きな花びらのユリなどを並べたという。
花を見栄え良く配置していた同店の木下直樹さん(31)は「コロナのご時世でもお寺に来ていただけるのはありがたいことです。ヒマワリ1つとっても種類や色が違うので楽しめますよ」と話していた。