城陽で産声上がる「V目指す」/ワタキュ―セイモア・テニスコート
ワタキュ―セイモアテニスコートの誕生に笑顔が花咲く関係者たち

ワタキュ―セイモア㈱城陽工場北に隣接するテニスコート=城陽市奈島フケ=のオープンセレモニーが17日に行われ、新拠点を構える同社実業団チーム「グリッターズ」の男女選手をはじめ、来賓、地元関係者ら約130人が新たな施設の門出を祝った。
グリッターズは、男子・女子部ともにソフトテニスの実業団リーグで数多く優勝してきた全国有数の強豪チーム。
新コートの完成記念式では、はじめに同社ソフトテニス部代表の安道光二代表取締役会長が挨拶に立ち、2014年から温めてきた念願が叶いチームの新たな拠点が完成した道のりに万感の思いを込めた。
来賓の奥田敏晴市長が、これまでの同社の業績とチームの輝かしい成績を称える祝辞を寄せた。
村田清和代表取締役社長から古久根建設㈱と長谷川体育施設㈱・大成建設㈱の施工3社に感謝状を贈呈。
長谷川体育施設の長宏次・京滋営業所長は「硬度が高い豪州産ガーネットサンドが粉塵を抑制。MAX500ルクスのLED照明は19年茨城国体、太陽が丘の設備を参考にした。その上で最新式を取り入れている」と説いた。

小松﨑・星野両キャプテンがシーズンに決意新た

このあと、星野雄慈(男子部)・小松﨑梨代(女子部)の両キャプテンが挨拶に立ち、感謝の気持ちと、来週に控える全日本実業団と冬の日本リーグで「優勝する」と誓った。
いよいよテニスコート内に場所を移し、安道会長・村田社長・奥田市長ら5人によるテープカットで幕開けを告げ、安道会長が地元後援会の会長を務める「V8」連続防衛記録を更新中のWBC世界ライトフライ級チャンピオンである寺地拳四朗が颯爽と登場。

中学以来のソフトテニスに「思ったよりしっかりと打てた」と寺地拳四朗

注目を一身に浴びた拳四朗は的場隆選手とペアを組み、東城陽中学校ソフトテニス部以来のプレーに魂を込め、相手ペアから勝利をもぎ取り笑顔を見せた。
セレモニーの間、やや強い風が吹いた4面ある新コート周辺。
やがて風は吹きやみ夏を実感させる陽光が照り付けたコートで選手たちは午後もトレーニングに励んだ。