前線の影響で西日本の広範囲を大雨が襲い、13日夜には宇治市でも1時間に48㍉の激しい雨に見舞われた。大久保駐屯地前で歩道が川に崩落するなど、各地で被害が出た。
山城北土木事務所によると、13日午後7時ごろ、大久保駐屯地前の歩道が崩れていると警察から連絡が入った。大雨で護岸が崩れ、約20㍍にわたって鉄柵ごと川へ崩れ落ちたとみられる。けが人はなく、同歩道は通行止めになっている。
同日午後5時ごろ付近を通りかかった高尾恵美子さん(大久保町)は「この辺りは散歩で良く来る。茶色の水がドーッと流れて怖いくらいだった。(崩れた場所は)歩道が川の方に乗り出す感じになっていたので、危ないなと思っていた」と話していた。
同じころ、宇治市内では市道小倉安田線が冠水で一時通行止めに。市では13日夕方に災害警戒本部を設置。同日深夜には災害対策本部へ切り替え、警戒態勢を敷いた。