府南部の公立小中学校で27日、2学期の始業式が行われ、新型コロナ感染者が大幅に増える状況の中、各校が対策に手を尽くしている。
このうち、宇治市立槇島小学校(福地裕之校長、497人)では、各学級とオンラインで結び進行した。
3年3組(28人)では、担任教諭が一人ひとりの名を呼び、児童は「はい、元気です」と応答。
校内放送を合図に、Zoomの接続を確認すると、式が始まった。
校歌が流れ、画面越しに福地校長は「夏休みはどうでしたか。コロナで学校のプールだけでなく、太陽が丘、西宇治プールも閉じていました。朝、門に立っていると、『久しぶりやなあ』『学校やあ』という声を聞いてホッとしました」と挨拶。
「感染者がすごく増えている。マスクをして、しっかり手を洗う。(必要がないところは)マスクを外す。かかった人のことは話さない。この3つをしっかりやりましょう」と呼び掛けた。
各学級でも、話す時に適当な距離を取る、大声を控えることを再確認。
エアコンを掛けながら換気のため窓を開放する教室で担任教諭の話に耳を澄ませた児童は、早速始まった授業で「頑張りたいこと」を発表した。
同小などでは、31日(火)から「黙食」徹底の給食が始まる。