京田辺市の広報紙「ほっと京たなべ」が、1967(昭和32)年5月の創刊以来続けてきたタブロイド判(新聞型)から冊子判(A4)へ刷新―積極的に市民の声を紹介する「特集」の新設などに力を注いでいる。
サイズ変更をはじめ、毎月1・15日の2回(1・8月は1回のみ)だった発行ペースを月1回に集約。8ページから32ページにページ数はぐんと増える。
「ナルホドをやってみようにつなぐ」がキャッチフレーズ。
まちの魅力や課題に興味を持ってもらい、行動につなげていこう―との思いを込めている。
これまで通り行政情報はもちろん、歴史や企業、住民らに照準を当てた魅力のアピールに努める。
1日発行のリニューアル第1号では、世界アルツハイマー月間に合わせた高齢者支援をテーマにした巻頭特集6㌻が市内での取り組みを紹介。
福祉の現場で頑張る市民を取り上げる「福人(ふくびと)」、ものづくり企業のこだわりに迫る「ココ、こだわってます」、市長コラム「きょう田辺、あしたも京田辺。」なども掲載する。
上村崇市長は「市民参画につながるツールに」と今後の展開に期待を寄せる。
市秘書広報課広報広聴係・古野祐介係長は「市民の声や意見、表情を盛り込むこと。色んな情報をカラー見出しとゆったりとしたスペースで見やすくすることを心掛けた」と市民からの反応を心待ちにする。