立民・山井氏、選挙区の議席奪還／衆院選・京都６区

第49回衆院選は31日、投・開票が行われ、京都６区（宇治市以南12市町村）は立憲民主党前職・山井和則氏（59）が、自由民主党元職・清水鴻一郎氏（75）、日本維新の会新人・中嶋秀樹氏（50）を破り、小選挙区の議席奪還で８選を飾った。
前回勝利した自民前職の不出馬を受け、「山井氏が優位」との情勢の下、選挙戦がスタート。山井氏は中盤、清水氏に迫られていることが分かると、陣営を締め直し、最後は突き放した。７期22年間、京都南部の声を国政に届けた実績を有権者は評価し、前回から１万５７７３票上積み、11万６１１１票を獲得。候補者擁立を見送り「自主投票」とした共産の勝手連的な応援を受け、得票を伸ばした。
清水氏は、医者で府新型コロナウイルス対策専門家会議委員を務め、府議や衆院議員の経験もアピール。党規約で比例選に重複立候補できず、小選挙区だけの戦いとなり、「比例は公明」と連呼。８万２００４票を得たが、前任の安藤裕氏の得票から１万９９７３票減らし、落選した。
中嶋氏は全国的な維新躍進の追い風に乗って、最後まで前を走る２氏を猛追。松井一郎代表、吉村洋文副代表、馬場伸幸幹事長と「党の顔」３人が応援に入り、陣営を鼓舞。しかし選挙区で５万８４８７票と敗れ、重複立候補している比例の結果を待ったが、惜敗率（50・４％）で及ばず「復活当選」は果たせなかった。

衆院選　京都６区　開票結果

開票率１００％

【投票率】56.81％（前回52.50%）

【当日有権者数】460,284

【投票者数】261,480