「久御山の農業を元気に」/JAが要望書を提出

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JA京都やましろは15日、久御山町の農業振興に関する要望書を信貴康孝町長に提出した。
同町の農業は高齢化による農業人口の減少、不耕作地の拡大といった課題に直面。行政と一体となった農業振興が重要とし、全8項目を要望した。
この日、JA京都やましろ久御山町支店運営協議会の田中壽嗣会長、吉川義春副会長、同支店の高村正支店長が役場を訪問。「担い手の育成支援」として、農業施設や機械導入に関する補助事業の導入や、若手農家が安心して農業に取り組めるよう20~30代への健康診断の助成拡大などを求めた。
また「地域営農ビジョンの実践と集落営農組織の機能強化支援」として、米価の安定と良質な米生産に向け、米30㌔1本につき800円の助成をお願いするとともに、米需要の減少に伴う大幅な米価下落への特別な支援対策を要望。農薬や化学肥料を減らした健康・環境に優しい「エコ米」を学校給食で優先的に導入することなどを要望事項に盛り込んだ。
このほか、久御山ブランド等生産拡大に向けた農家支援など、従来の支援策の継続も求めた。
田中会長は「久御山の農業が少しでも元気になれるよう取り組んでいるので、町からも支援を」と要請した。

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