城陽市に師走の訪れを告げる「光のページェントTWINKLE・JOYO2021」=同市観光協会(増山晃章会長)主催=が1日夜、鴻ノ巣山運動公園レク・ゾーン「ロゴスランド」で開幕した。今回は20回目の節目。『みんなの五輪~コロナに負けるな』をテーマに、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の出現で、まだまだ国内でも感染拡大防止策が呼び掛けられる中、暗く沈んだ日本を少しでも明るく元気づけたい!と継続開催に踏み切った。きらびやかな60万球のイルミネーションは、初出展・立命館宇治高校の2作品など計24作品。露店やステージはなしで、会場は、来場者のマスク着用・手指消毒・検温・ソーシャルディスタンスの徹底と、できるだけ一方通行での観賞を呼び掛けている。期間は25日(土)までで、点灯時間は午後5時30分から9時と、例年より終わりを30分短縮させる。
世界遺産など観光資源がない城陽市を「天使の光に包まれたまちに」と、2002年冬から始まったこのイベントは今回で〝二十歳〟の節目。初回、7万の白熱球からスタートした電飾も、LEDを手掛ける地元企業・星和電機㈱=寺田新池=の全面協力のおかげで年々、グレードアップ。今回は約60万球(入れ替え等で前回比10万球減)で、全国に誇れる手作りイルミネーション・イベントを展開する。
今回のテーマは『みんなの五輪~コロナに負けるな』。会場には、新型コロナ患者の対応で日々、奮闘する医療従事者に感謝するツリーや初出展の立命館宇治高校の生徒による「TACOVID‐19」「夢を運ぶ馬車」をはじめ、星和電機イルミネーションクラブによる「みんなに金メダル」、開署30周年を迎えた城陽警察署「安心☆安全まちづくり」など16団体が手がけたデコレーションが登場した。そのほか、市民ボランティアらが11月以降に公園内の木々や修景池内に飾り付けた色とりどりの電飾も、イベントにアクセントを添えている。
今回は、第3駐車場とアイリスイン城陽側の2カ所の入口で、来場者に手指のアルコール消毒と検温を実施し、マスク着用もチェックする。
会場内では、できるだけ人と対面しないようスタッフや警備員らが「一方通行」を呼び掛ける箇所を設け、来場者に協力を求めている。
車で来た人には、初回のみ1台あたり500円の警備協力金を徴収。さらに会場入口では「来冬以降も続けられるように」と、一人100円の大会運営協力金もお願いしている。
市観光協会では、近鉄寺田・JR城陽駅方面から増発運行される「城陽さんさんバスでお越しください」と周知。万が一の感染に備え、厚労省の新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」、京都府新型コロナウイルス緊急連絡サービス「こことろ」の登録も呼び掛けている。イベントに関する問い合わせは同協会℡56‐4029まで。